政府 The Man 2005 9 30
自民党も、民主党も、「小さな政府」を訴えていますが、
私は、それに対し、異議を唱えたいと思います。
いきなり、「小さな政府」になってしまうのではなく、
まず、「中規模な政府」を目指すべきではないのか。
そもそも、「小さな政府」は、平和で安定していることが前提条件です。
しかし、今後は、そういう前提条件が崩れると思います。
今後、おそらく、台風も地震も、巨大化すると思います。
その他にも、自然災害の巨大化が考えられると思います。
その時、「小さな政府」で対応できるのか。
また、アメリカの国力低下が、誰の目にも明白になりつつあります。
もはや、安全保障は、アメリカに丸投げして、
日本は、商売に専念するということは、もう、できないのです。
そういう状況において、「小さな政府」で対応できるのか。
「何だか、小さな政府は、格好いい」という感覚的な判断で決めては、ダメです。
言い換えれば、国政というものを、感性で判断しては、ダメです。
知性と理性で、国政を決めるべきです。
感性だけでは、大災害や大混乱の時、パニックになるだけです。
難局は、知性と理性で、切り抜けるべきです。